【接続例紹介】送信機を押した作業者の上部でパトライトを回転させる
2019.07.10 工場関係工場アンドンなど導入事例お役立ち情報
送信機を押したら、その送信機が光る
無線アンドンシステムの送信機は、下記動画のように送信機を押すと赤や緑のLEDランプが光り、ボタンを短押ししたことや、長押ししたことが一目でわかるような仕様の送信機があります。
「押したことがわかる」
というのは機械音の大きな工場では重宝されています。
特に、長押しして消去信号をだすタイプの送信機は、短押しと長押しの光る色を変えているので目でも確認でき大変便利です。
そんな中、送信機を押した作業者の上部でパトライトを回転させたいという依頼がチラホラ来ておりました。
弊社でイチから製造すると単価が高くなってしまうので、何か良い案はないかなと考えていたところ、ある工場がおもしろいやり方をしていたのでお知らせします!
送信機を押した作業者の上部でパトライトを回転させる
その工場は60個の送信機を使用しています。
かなり広いエリアなので、番号で表示されてもすぐにピンとこない職制さんもいたようです。
紙に番号をとレイアウトを書いて持ち歩いていたみたいなのですが、なにかいい案はないかと考案したのがこの仕組みです。
送信機を押した作業者の上部でパトライトを回転させる。
すべての箇所でつけているわけではないようですが、慣れるまではとても便利で、新しく担当になった方もよりわかりやすいと好評のようです。
しくみは、100Vの電源駆動のパトライトを作業者の上部に設置し、途中にON・OFFスイッチを付けます。
スイッチとパトライトの間には、リレー回路と外部接点送信機をつなぎます。
電源スイッチをONにすると、パトライトが回り、同時に外部接点送信機から受信表示機に番号の信号を発射。
受信表示機の番号は、外部接点送信機を長押しして消去します。
電源スイッチをOFFにするとパトライトが消えます。
※2019年11月現在、「a接点出力受信機」を作りました。
これにより、有線で構築しなくとも簡単に実現できるようになっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒ 【新製品】a接点出力受信機のご紹介。呼んでいる場所がすぐにわかる!
私も真似て作ってみました。
少しでも伝わればと作ってみました。
100Vのパトライトの途中にフットスイッチを接続して押すと、パトライトが回転します。
スイッチはフットスイッチじゃなくてもスイッチ付の電源タップでもできます。
途中にオムロン製の100Vリレーをつなぎます。これはモノタロウで購入しました。
この構成の場合、携帯受信機で受信表示機に表示された数字を消去しています。
上で紹介した工場では、送信機を長押しして消去していました。
他にも消し機やタイマーで消すこともできます。
過去に
射出成形機のエラー信号を自動で送信&ログデータ取得
[自動車用プラスチック製品成形加工業様]
という記事を書きましたが、その工場はオムロンの24Vのリレーを活用し機械のエラー信号を用いて外部接点送信機をオンにしていました。
それと原理は同じですね。
スイッチを防水のものや頑丈なものに変えたり、つなぎを変えて番号を消すための送信機とスイッチを付けても良いかもしれません。
何かのヒントになればと思います。
それではまた。