電波の観点から無線アンドンシステムの推奨の設置方法【中継機】

2020.02.12 特定小電力について工場関係工場アンドンなどソネット君お役立ち情報

最近、無線アンドンシステムをはじめ、ワンタッチコールもですが、広範囲の場所で使用する案件が多くなってきました。それに伴い中継機を複数使用することが増加

弊社では中継機を複数使用する場合には電波テストを行い、最適な設置場所をご提案させていただいております。

しかし、中継機が1台・2台の場合、機器を宅配便で送りそのままお客様側で設置し、弊社の確認ができないことも出てきました。

特にトラブルなく便利にご使用いただけているとは思いますが、電波の観点から推奨したい設置方法がありますので改めましてご説明いたします。

 

その0.金属に触れるようには置かない

 

いきなり「その0」としてすべての答えになります。金属には気を付けてください。金属は電波のじゃまをします。

電波から見たら、木やガラスの物体は簡単に通り抜けができる素材です。
しかし、金属は電波を反射し通り抜けが困難です。

工場内には金属が多くあります。金属の近くに置かないということは難しいと思いますが、下記で上げることに注意しながら設置を考えて見てください。

 

その1.高いところに設置する

 

高い場所に設置するとそれだけ障害物が少なくなります。それだけでも電波の到達距離は変わってきます。

例えば床に置くような設置だと、人間や機器の障害物が増え電波は減衰します。

 

その2.鉄骨・壁から離す

上の写真はあまりよくない設置状況です。
鉄骨と触れているため、電波が反射・吸収され弱まってしまします。

 

上の写真は柱の近くですが、ポールに取り付けてありスキマがあるため電波状況は良いです。
ちなみに汚れ防止にビニール袋に入っています。これは電波的には問題ありません。

 

こちらも鉄の棚に設置されています。
棚に直接触れずに、少し背の部分に隙間が空いています。
棚にピタッとつけるより、離したほうが電波的には良いです。

 

 

その3.中継機はなるべく立てる

中継機のアンテナは上の写真のところにあります。

アンテナ部分の環境が良くなるように、立てて設置しましょう。寝かせて置いてしまうと、置き場所によっては電波を反射・吸収してしまい、弱まってしまいます。

ちょうど『スマートフォンの上部を手で覆わないで下さい』と警告があるときがありますが、そこにアンテナがあるので手で覆ってしまうと電波環境が悪くなるということと同じです。

 

その4.外壁・ガラスの中には電波を通しにくいものがある

上の写真は、外に中継機を設置しています。

受付から駐車場まで電波を届かせる必要があり、その際屋内に中継機を設置すると電波が届きませんでした。

原因は
①ガラスが防犯ガラスで鉄線が中に入っていること
鉄筋コンクリート造であること
です。

防水ボックスで外に中継機を設置したところ十分届きました。

  

上の写真のような、ガルバリウムも電波を通しにくい素材です。

 

 

まとめ

 

上記のように設置方法によって、電波の到達距離は変わってきます。

金属のことを中心に書きましたが、同じ周波数にも注意が必要です。
426MHz帯・429MHzの同チャンネルの周波数が存在すると、打ち消しあったり受信に影響を及ぼします。

デモ機で試してみたがあまり飛ばなかったり、中継機を複数使うような場合は、弊社スタッフが電波テストを行いますのでお気軽にご相談ください。