着席把握システム「check-za!」北海道議会食堂様へ導入しました!
2025.12.11 飲食店関係飲食店導入事例お役立ち情報北海道check-za!

札幌中心部、北海道庁のすぐ隣にある「北海道議会食堂」は、最近ではテレビやSNSでもよく紹介されるようになり、昼時には行列ができるほど人気の食堂です。
建物はリニューアルされたばかりでとても清潔で明るく、議会関係者の方だけでなく、観光客や地元の方も多く訪れています。
北海道議員食堂
〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西6丁目36−1
券売機導入と同時に「check-za!」運用スタート

12月1日から券売機方式に変わるタイミングに合わせて、着席把握システム「check-za!」の運用も始まりました。
券売機によって会計効率は上がりますが、
- 番号を大声で呼び出す方式は雰囲気に合わない
- お客様に取りに来ていただくのはサービスとしてどうなのか
といった課題もありました。
そこで、10月ごろからスタッフの皆さまに操作トレーニングを行っていただき、当日はスムーズに運用がスタートできました。
「check-za!」は“お客様の居場所がわかる”システム

check-za! は、お客様がどの席に座っているかを自動で把握するシステムです。
流れはとてもシンプルです。
- 券売機で食券を購入する際、レシーバーのQRコードを読み込む
- 席についたら、テーブル上のボックスにレシーバーを入れる
- スタッフのタブレットに、お客様の着席位置がマップとリストで表示される
- 提供後、レシーバーを回収してチェックアウトタグにタッチすると表示が消える
お客様は席で座って待つだけで料理が運ばれてくるので安心です。
スタッフ側も、重たい料理を持って歩きながら「席を探す」必要がなく、お客様がこぼす心配も減るため、とても安全で効率的です。
前払い方式の弱点を“そのまま補える”

一般的に、前払い制や券売機方式は効率が良い一方で、
- お客様が重たい料理を自分で席まで運ばなければならない
- スタッフが席の位置を把握するために券を受け取りに行く手間がある
- もしくはお客様が券をカウンターへ持っていく必要がある
といった“ちょっとした負担”が増えがちです。
check-za! を使うと、
前払い方式の効率性を保ちながら、フルサービスの安心感も両立できるというメリットがあります。
さらに、check-za! を導入したことで “座席案内のためにスタッフがホールを歩き回る必要がなくなった” という大きな効果もありました。
これまで席案内に割いていた時間を、料理提供や下膳などのサービス業務にシフトできるため、ピーク時の回転率アップにもつながります。
また、今後ますます深刻になる人手不足への備えとしても、
座席案内という作業をひとつ削減できるのは大きな強みだと感じました。
メリットをまとめると
- 座席案内にかかっていた時間を、料理提供や下膳に回せる。
- 提供や下膳がスムーズになることで、回転率がアップする。
- 業務が整理され、今後の人手不足の備えにもつながる。
といったところでしょうか。
実際の運用の様子

「マップ表示」はタブレット画面の中央にマップ、右にリストを表示します
導入初日から大きな混乱もなく、スタッフの皆さまはすぐに使いこなしていました。
特にベテランの方は、
「マップを見ずに、リストを確認するだけでお客様の位置がだいたい分かる」
というほどスムーズでした。
経過時間が表示されることで、提供の優先順位も付けやすく便利とのことです。

「リスト表示」画面。マップなしの画面も可能。
入れ忘れ対策もバッチリ

一方で、レシーバーをボックスに入れ忘れるお客様が数名いらっしゃいました。
レシーバーが入っていない場合は、
- 料理と伝票番号はある
- しかし check-za! リストには表示されない
という状態になります。
そんな時はタブレットの「呼び出し機能」が役立ちました。
レシーバーにメッセージを送ることで、多くのお客様が気づいてボックスへ入れてくださいました。
それでも反応がない場合は、フードコートのようにお呼び出しして対応することができました。

今後に向けたご要望も
「席の情報だけでなく、注文内容もタブレット上で見られると便利」というご意見もいただきました。
こちらは券売機メーカーとの連携開発が必要になるため、今後の検討ポイントとなります。
「作業がすごく早くなったんですよ」と社長

おそばを準備しているのは、株式会社赤瓢箪(北海道議会食堂の経営会社)の松澤社長です。
「寺岡さんとパシフィックさんの連動システムを導入したら、作業効率が5倍くらいアップしました。お料理の提供時間が短縮され、回転率も上がりました。効率化のおかげで、以前より少ない人員でも対応できるようになりました。最高のシステムです。」
と、うれしいコメントもいただきました。

大きな釜で一気にゆで上げるおそばは圧巻で、提供スピードの速さにも納得です。
「中特ざるそば」をいただきました

せっかくなので、名物の「大特ざるそば(麺1kg)」をいただきました。
と言いたいところですが、「中特ざるそば」 をいただきました。
写真をご覧いただくとわかるのですが、中特でも十分に迫力があり、一般的な“大盛り”を軽く超えてきます。
「これで“中”ってどういうこと?」と一瞬考えてしまうレベルです。
味わいは、北海道産そば粉の香りが豊かで、温かいつけ汁との相性がとてもよく、見た目のボリュームよりスルスル食べ進められるタイプでした。
行列ができる昼時でも、券売機2台+check-za! のおかげで混雑は以前より改善される見込みです。
日替わりメニューも充実していて、近くにあれば毎日通いたいですね。
北海道に来られたらぜひチャレンジしてみてくださいね!
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※本記事に掲載されている製品は、改良のため仕様が変更されたり、廃番や後継機種に置き換えられている場合があります。最新情報については、お気軽にお問い合わせください。

